ドリアとラザニアの違い・意味

ドリアとラザニアの違いとは

ドリアとラザニアの違い

- 概要 -

「ドリア」は、日本のホテルの総料理長として訪日したスイス人でフランス料理のコックであったサリー・ワイル氏により考案された、ご飯の上に火を通した海鮮を載せ、ソース・モルネーにチーズを載せてオーブンで焼いた料理のことで、「ラザニア」はイタリアのパスタ料理のひとつで、平たく四角い板状のパスタ、ベシャメルソース、ミートソース、モッツアレラを交互に何層かにし、最後のベシャメルソースに焼き目を付けるようにオーブンで焼いた料理のことである。

- 詳しい解説 -

「ドリア」とは、1927年に開業したホテルの総料理長である、スイス人でフランス料理のコックであったサリー・ワイル氏により考案された創作料理である。当時は、ピラフに海老のクリーム煮を乗せて、牛乳、小麦粉、バターで作った白色のソース(ベシャメルソース)にチーズを加えたソース・モルネーをかけて、チーズとともにオーブンで焼いたものであった。なお、「ドリア」という名前は、海鮮を使った料理だったことから、フランス海軍のドーリア提督の名前を洒落として用いたとされている。見た目がご飯にグラタンをかけて焼いた料理のように見えることから、‘ライス・グラタン’とされることもある。

一方、「ラザニア」とは、平たく四角い板状に伸ばしたパスタを用いたイタリアの料理である。もしくは、平たく四角いパスタ自体を、ラザニアと呼ぶこともあるが、日本では一般的に「ラザニア」というと、ベシャメルソースとミートソース、モッツアレラチーズ、パスタを交互に載せていき、これを何層かに繰り返し、最後のベシャメルソースにこんがりと焼き色を付けた料理のことをいう。