いよかんとポンカンの違い・意味

いよかんとポンカンの違いとは

いよかんとポンカンの違い

- 概要 -

「いよかん」も「ポンカン」もミカン科ミカン属の植物で、酸味と強い甘味を含んだ果実を楽しむ柑橘類である。「いよかん」は主に愛媛県で栽培されることから名付けられた日本原産の柑橘で、堅い果皮と厚めの内皮が特徴で、11月終わりから翌年3月頃まで出荷される。一方、「ポンカン」は原産地とされるインドのプーナに由来して名付けられ、外皮は剥きやすく、内皮も柔らかいのでそのまま食べることができる、独特な甘い香りが特徴の柑橘である。

- 詳しい解説 -

「いよかん」も「ポンカン」もミカン科ミカン属の植物で、艶のあるオレンジ色の皮に包まれた中に、果汁がジューシーに詰まった少なめの酸味と甘みを含んだ果実を楽しむ柑橘類である。

「いよかん」は、11月終わりから翌年3月頃まで楽しめ、果実は堅い皮の中に厚い内皮に包まれているのが特徴で、明治時代に萩市で発見された、親の種類が確定していない日本原産の柑橘類である。主に愛媛県で生産されることから伊予の柑橘で「伊予柑」と書く。一方、「ポンカン」は、原産地とされるインドのプーナ(poona)に由来した名前で、凸柑とも書く。「いよかん」に比べ独特な甘い香りをもつのが特徴で、外皮は剥きやすく、内皮も柔らかく薄い為、温州ミカンのようにそのまま食べることができる。日本では1月から2月にかけて楽しめる。