蛍光灯と白熱灯の違い・意味

蛍光灯と白熱灯の違いとは

蛍光灯と白熱灯の違い

- 概要 -

「蛍光灯」はランプ内に電流を流すと、電子と水銀が接触して紫外線が発生し、管の内側に塗布された蛍光物質にあたることで光を確保するものであり、「白熱灯」はガラス(バルブ)内にある金属をコイル化したフィラメントに電流を流すことにより、発熱・発光させて光を確保するもので、不活化ガスを充填することでフィラメントの蒸発速度を抑え、種類を変えることで寿命を決めている。「蛍光灯」は価格が「白熱灯」より高価だが、広い場所を明るく照らすのに適しており、「白熱灯」は安価であるが頻繁にスイッチを入り切りする場所やスポットを照らすような場所に適している。

- 詳しい解説 -

「蛍光灯」の仕組みは、ランプ内に電流を流すことで電子と水銀が接触して紫外線が発生し、その紫外線が管の内側に塗布されている蛍光物質に当たることで光を生み出すものである。一方、「白熱灯」は、ガラス(バルブ)内部に、金属をコイル化したフィラメントの蒸発速度を抑え、寿命を保つ目的で不活性ガス(このガスにより寿命が変わる)を充填しておき、フィラメントに電流を流して発熱・発光させて光を確保するものである。それぞれのメリット等は下記によるが、用途により使い分けるのがお勧めである。

「蛍光灯」は「白熱灯」より消費電力が少なくても明るくなり、室内が暑くならない、寿命が5倍から8倍長い、全体を照らしたい場所に向くなどのメリットがあるが、「白熱灯」より価格が高い。

また「白熱灯」は「蛍光灯」より安価である、直ぐに点灯する、温かみのある色合いである、ちらつきがない、頻繁にスイッチの入り切りをする場所やスポットで照らすような場所に向くなどがメリットであるが、火傷するほど熱くなるので注意が必要である。なお、省エネルギー推進の現在において、CO2の発生量と消費電力が大きいことから、徐々に製造販売が廃止される傾向にある。