コープとパルシステムの違い・意味

コープとパルシステムの違いとは

コープとパルシステムの違い

- 概要 -

「コープ」も「パルシステム」も仕組みは、組合員による出資及び運営、利益で成り立つ、分かち合う・助け合うことが基盤の組織である。主な相違点は、加盟組織が違うことで、全国にある「コープ」は日本生活協同組合連合会に、1都9県にある「パルシステム」はパルシステム生活協同組合連合会である。また、比較的「コープ」は価格を抑えた商品が並ぶのに対し、「パルシステム」は環境や日本の農業といった点を重視し、国産品を専ら取り入れられているのも特徴である。

- 詳しい解説 -

「コープ」とは、協同組合という意味の「co-operative」に由来して名付けられたもので、消費生活協同組合法(1948年制定)に基づき組織された日本生活協同組合連合会に加盟する、全国各都道府県の生活協同組合(または組合員)で構成される。一方、「パルシステム」は1都9県にある10個の生活協同組合が協力して構成する組織で、親元はパルシステム生活協同組合連合会である。

どちらの仕組みも、組合員による出資及び運営、利益で成り立つ、営利目的ではない、分かち合う・助け合うことが基盤であり、退会の際には初めに預けた出資金・増資金が返金となる。

大きく違う点としては、親元の組織が違うこと、「パルシステム」についてはない地域があること、比較的「コープ」が価格重視であるのに対し、「パルシステム」は主に自然環境や日本の農業を重視して商品を取り入れていることなどが挙げられる。なお、「パルシステム」の運営地域は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、山梨県、群馬県、福島県、静岡県となっている。