株と先物取引の違い・意味

株と先物取引の違いとは

株と先物取引の違い

- 概要 -

どちらもメリットとリスクを伴う取引であるが、特に「先物取引」は、相場に予想外の動きがあると大きな損失となるので初心者は注意が必要である。

「株」は企業が発行する有価証券で、株の保有数により株主優待・経営参加権・配当・売却による利益などが得られる。大きなリスクは、投資した企業が倒産した場合、株券の価値が0になることである。一方、「先物取引」は金やガソリンなどの商品に対し少額の投資で大きな金額の取引を行うもので、一気に大きな利益を得られる可能性がある反面、損失が出た場合には大きな追加資金投入が必要なリスクをもつ。

- 詳しい解説 -

「株」とは、株式で自社の事業を運営するための資金調達を行っている企業が発行する‘有価証券’のことである。有価証券は、それ自体に財産的価値があり、購入した投資者(国内外個人、国内外プロの投資機関)は株式の保有数によって当該企業の経営に参加でき、株主優待や利益が出た場合には配当がもらえ、株式を売却することで利益が得られるなどのメリットがあるが、当該企業が倒産するとただの紙屑となるリスクがある。なお、借入ではない為、当該企業に返済義務はない。取引は東京や名古屋、札幌、福岡の4か所の証券取引所で行われる。

「先物取引」とは、金やガソリンなどの商品に対する取引で、少額の投資で大きな利益を得られる可能性がある反面、その分リスクも大きくなる。例えば、現物に400万円かかるものを、投資者が証拠金必要額、例えば20万円で取引できる。

どちらも、投資した元本の保証はない。しかし「株」は企業が倒産しなければ価値が0になることはないが、「先物取引」は予想と反した動きがあり損失が出た場合には、その分の資金投入をしなければならないというリスクがある。