- 概要 -
「オートキャンプ」とは、自動車‘オートモービル’をテントを張る場所まで乗り入れることができるのに対し、「キャンプ」とは荷物を運んできた自動車は駐車場に止め、荷物を持ってテントを張る場所までいくものである。「オートキャンプ」には、調理道具やテーブル、食材などの重い荷下ろしや、急な雨などの天候変化にすぐに対応できる利点がある。
- 詳しい解説 -
「オートキャンプ」と「キャンプ」の違いは、野外でテントを張る場所まで自動車で乗り入れることができるかどうかである。つまり、自動車‘オートモービル’を使った「キャンプ」のことを「オートキャンプ」と呼ぶ。
「オートキャンプ」のメリットは、調理道具やテーブル、食材などの重い荷下ろしが格段に楽であり、急な雨などの天候変化にもすぐに対応できることである。寝泊りもできるキャンピングカーで乗り入れれば、テントを張らずとも快適な「キャンプ」を楽しむことができる。
「キャンプ」とは、元来、平らな場所に砦のようなものを築いて兵隊を置く、移動を伴う野外で行う軍事訓練のひとつであった。それが、仲間と共同生活をするという意味へ変化し、日本では1911年に実施された学習院の臨海キャンプが発端とされる。当時の学院長がロンドンでボーイスカウトの創始者と出会い、その方式を自身の大学の夏季遊泳に取り入れたことによる。そのため、日本では、大自然の中で子どもたちに心身の鍛錬を行う教育的なものから普及していった。近年は娯楽性の部分を取り出し、家族や友人とのレジャー感覚の「キャンプ」が広まっている。