ぜんまいとわらびの違い・意味

ぜんまいとわらびの違いとは

ぜんまいとわらびの違い

- 概要 -

「ぜんまい」も「わらび」も新芽が山菜として古くから食べられてきた植物で、天ぷらや山菜蕎麦・うどん、おひたし、つくだ煮、煮物など季節の山菜として親しまれている。「ぜんまい」とはゼンマイ科のシダ植物であり、新芽が1つ大きな渦を巻いて出るのが特徴で、「わらび」とはコバノイシカグマ科のシダ植物であり、新芽は3つ、小さめな渦を巻いて出ているのが特徴である。

- 詳しい解説 -

「ぜんまい」も「わらび」もどちらもシダ植物の仲間で、日本では古くから新芽を食べる山菜として親しまれ、山菜の天ぷらや山菜蕎麦、おひたし、つくだ煮などに使用し、独特の食感や苦味などが楽しまれてきた。食用とするのは先端がくるりと渦状に丸まった芽であるが、主な違いは、この芽が「ぜんまい」は大きく1つであり、「わらび」は小さめで3つあることである。

「ぜんまい」はゼンマイ科のシダ植物で、山野の渓流付近や水路付近などの湿気を帯びた場所を好んで生育している。「ぜんまい」という名前は、渦を巻いた姿が穴の開いた古銭に似ていることから‘銭巻’が転訛して付けられたとされる。

「わらび」はコバノイシカグマ科のシダ植物で、草原や谷、原野などの日当りの良いところに生育している。「わらび」という名前は、焼いた藁に似ていることから‘藁火’から転訛して付けられたとされる。