タコグラフとタコメーターの違い・意味

タコグラフとタコメーターの違いとは

タコグラフとタコメーターの違い

- 概要 -

「タコグラフ」とは自動車の運行記録計のことで、法律により標準装備しなければならない車両が定められている。(道路交通法第63条2項1、2及び道路運送車両法保安基準第48条2)一方、「タコメーター」は2輪車も含め車両に標準装備されているもので、エンジンが1分間に何回転しているかを表示する。これによりエンジンの異常を即座に判断することができ、また、負担がかかりすぎるのを防ぐ目的がある。

- 詳しい解説 -

「タコグラフ」とは自動車の運行記録計のことであり、法律(道路交通法第63条2項1、2及び道路運送車両法の保安基準第48条2)に準拠する車両には標準装備が義務付けられ、その他の車両は任意装備となる。一方、「タコメーター」はエンジンの回転を示す計器(メーター)で、自動車と二輪に設置されている。

「タコグラフ」は、製作メーカーにより若干仕様が異なる場合もあるが、設定速度やエンジン回転がオーバーすると記録されるもので、速度や急ブレーキ、急加速等、一般的な運転からかけ離れた行為をした際に、その時間と違反した住所が記録される。貸し切りバスや、片道100kmを超える路線バス、8t以上のトラックや最大積載量5t以上のトラックなどには装備が必要である。

「タコメーター」とは、車両フロント部にある計器類が並ぶうちのひとつで、途中から赤色もしくは黄色など部分的に色が変わっているメーターのことを指す。エンジンが一分間に回転する回数が示され、異常回転などにより負担がかかりすぎるとエンジンが壊れやすくなるため、そのゾーンに長時間なることを避けるのを防ぐ目的がある。