為替と小切手の違い・意味

為替と小切手の違いとは

為替と小切手の違い

- 概要 -

「為替」とは、現金で支払う方法ではなく、直接送付するリスクを避け、送金や振り込み、手形や「小切手」という形で支払う方法の総称である。「小切手」は「為替」のひとつであり、現金を引き換えるために必要な券に相当するものである。「小切手」には、法律により定められた、小切手である旨を示す文言や金額、支払人、支払いをなすべき場所、受取人、振込日及び振り出し場所、振出人の署名の記載が必要とされる(小切手法第1条)。

- 詳しい解説 -

「為替」とは、現金を手渡しなど移動させることなく、送金や振り込み、手形や「小切手」という形で支払う方法の総称である。一方、そのうちの「小切手」とは、現金を引き換えるために必要な券に相当するもので、発行されればすぐに現金に代えることができるのが特徴である。つまり、「為替」とは「小切手」を含めた支払い方の総称であり、「小切手」とは「為替」を利用して送金したものの現金化に必要な券のことである。

「為替」は現金を直接送付する際に起こるであろうリスクを避けるために導入されたシステムといえ、大きく「内国為替」と「外国為替」に分けられる。「内国為替」とは国内が対象で、金融機関が遠隔地間の債券や債務処理を現金を通さず行う方法であり、「外国為替」とは他国間(国際間)の取引を、異なる通貨で債権処理を行うものである。

「小切手」を利用して送金する方法については、‘並為替または送金為替’とも呼ばれ、支払う人から受取人に対して郵便や電信等で代金を送金する方法も同様に分類される。