ベースボールと野球の違い・意味

ベースボールと野球の違いとは

ベースボールと野球の違い

- 概要 -

発祥はアメリカである。「ベースボール」も「野球」も言語の違いだけで、同じ球技のことを指す。試合は、1チーム9人の選手で構成した2チームが攻守を交互に行い、9回までで得点を多くとった方が勝ちである。日本へは1872年にアメリカ人教師により伝えられ、当初は「ベースボール」と呼んでいたが、日本語に直した時にしっくりくるものがなくその後、中馬 庚により名付けられた「野球」が定着したのは約20年経過してからのことであった。

- 詳しい解説 -

1チーム9人の選手で構成された2チームが、攻撃と守備を順に9回繰り返し、得点を競い合う球技のことで、守備にはグラブ(グローブ)、攻撃にはバットと呼ばれる木製(または金属製)の棒状のものが用いられる。1回につき、3回のアウトを取られると、攻撃と守備が入れ替わり、それを9回行う。それが「ベースボール(baseball)」と「野球」のルールである。つまり、同じ競技のことを指しており、国による言語の違いである。

「ベースボール」の発祥はアメリカである。現在のようなルールの原型が出来上がったのは1845年のことで、日本へは1872年にアメリカ人教師により「ベースボール」が伝わった。この名称が「野球」と日本語に訳されたのは約20年後の1894年のことで、当時、第一高等学校の野球部員だった中馬 庚が部誌に「野球」を説明して和訳したものが、以後、定着し、広く周知されていった。