パイナップルとパインの違い・意味

パイナップルとパインの違いとは

パイナップルとパインの違い

- 概要 -

「パイナップル」も「パイン」も同じ植物またはそこから収穫できる果物のことをいい、呼び方が違うだけである。また、ほかにも「パインアップル」と呼ばれることもある。これは、この語が元々英語の「Pineapple」を、そのまま日本語で読んだ外来語であることが理由であり、どれも一般的に通称として知られていることから間違いではない。なお、「Pine」と「Apple」から作られたこの語は、果実が松かさの姿に似ていて、りんごのような甘酸っぱい味がすることに由来する。

- 詳しい解説 -

「パイナップル」も「パイン」も呼び方が違うだけで、ブラジル周辺の南アメリカが原産地とされるアナナス科の植物であり、そこから収穫できる果物のことである。日本においても一般的に流通している果物で、「パイナップル」や「パイン」のほか、「パインアップル」とも呼ばれる。

「パイナップル(パイン)」は、一般的に食用とされる果実が、松かさ(松ぼっくり)に似た姿で、りんごのような甘酸っぱい味であること、もしくは果実という意味合いで語を用いたことに由来して名付けられた英語、「Pineapple」をそのまま日本語で読んだ外来語である。なお、松かさが英語で‘Pine’、りんごが英語で‘Apple’である。

日本に渡来したのは1845年の江戸末期で、オランダ船により持ち込まれ、沖縄や小笠原諸島で栽培されたのがはじまりとなった。現在では専ら沖縄県が栽培・出荷するのみで、国内で流通しているものの多くは輸入品であり、約8割はフィリピン産となっている。数ある果物の中でも、「パイナップル(パイン)は低カロリーな上、食物繊維やビタミンC、B1、カリウム、カルシウムなど摂取したい栄養素が豊富に含まれている特徴がある。