- 概要 -
「検察官」とは、刑事事件において公訴する権利をもつ唯一である。公判請求した裁判に立ち会い、被告人が犯罪を行ったこと等の証明を行う者である。一方、「裁判官」は、「検察官」により起訴された被告人に対し犯罪を行ったかどうかを判断し、罪を犯したと認められる場合には刑罰も判断する。また、民事事件においては原告の請求を認めるか否かを法律により判断する。どちらも、国家試験である「司法試験」に合格し、その後の司法修習を終える必要がある。
- 詳しい解説 -
「検察官」や「裁判官」になるためには、まず、必要な知識や応用能力が備わっているかどうかを判定するための国家試験「司法試験」に合格し、司法修習を終える必要がある。司法修習は、「検察官」になりたい場合も、「裁判官」になりたい場合も、弁護士であっても同じカリキュラムである。「司法修習」終了後の進路で、それぞれに分かれていくが、特に「裁判官」は、優秀な成績を収めており、年齢的にもまだ若い者に声がかかると言われている。「検察官」や「裁判官」はどれだけその職に就きたいか、成績や人格等はもちろんのこと、そのような熱意も必要とされる。
「検察官」とは、刑事事件において公訴する権利をもつのが特徴で、公判請求した裁判に立ち会い、被告人が犯罪を行ったことなどの証明を行う。「裁判官」とは、民事事件においては問題提起をした原告の請求を認めてよいかを法律により判断し、刑事事件においては「検察官」により起訴された被告人が犯罪を行ったかを判断した後、罪を犯したと認められる場合には、どのような刑罰かを判断する。