引用と抜粋の違い・意味

引用と抜粋の違いとは

引用と抜粋の違い

- 概要 -

「引用(いんよう)」とは、他人が作った物を自分の作った物の中に利用することをいい、「抜粋(ばっすい)」とは抜き出したもののことを指す語で、全体から一部分を抜き出すことをいう。「引用」については、文芸作品や美術品、音楽作品など主にそのものを楽しむようなものを保護する著作権法により規制されており、正当な引用に当たらない場合は、罰金が科せられる場合がある。

- 詳しい解説 -

「引用」とは、「いんよう」と読み、他人が作ったものを自分の作った物の中に利用することをいう。法律により規制されている。「抜粋」とは、「ばっすい」と読み、抜き出したもののことを指し、全体の一部を抜き出すことをいう語のことである。

「引用」については、文芸作品や美術品、音楽作品など主にそのものを楽しむようなものを一定の間、保護する‘知的財産権’の中にある「著作権法」により、当該行為が権利者に断りなく利用できる‘正当な引用’かどうか判例により基準が示されている。通常は、下記を満たしていれば「引用」に問題ないとされる。

要件には、引用したいものが、公表されている著作物であり、その作品が世間一般にそれなりに認知されているクオリティを持ち、さらに報道や、批評、研究などの目的と合致していることが求められる。また、引用部分とそれ以外の部分が明確に主従関係にあり、引用するべきであり、引用部分が明確にわかり、出所が明示される必要があるとされている。