- 概要 -
「硬式テニス」と「ソフトテニス」の大きな違いは‘ボール’である。「硬式テニス」に使用されているのは、表面を黄色のフェルト地で覆った固めのボールであるのに対し、「ソフトテニス」では柔らかく軽いゴムボールを使用する。そのことから、「ソフトテニス」は「軟式テニス」とも呼ばれており、ボールが異なることからそれに合ったルールや道具に変更され、明治17年頃に日本発祥のスポーツ競技として誕生したものである。
- 詳しい解説 -
「硬式テニス」と「ソフトテニス」の一目瞭然の違いは、‘ボール’である。「硬式テニス」に用いられるボールは黄色のフェルトの毛を纏った固めのものであるのに対し、「ソフトテニス」は柔らかいゴムボールとなっていることである。これは、明治13年頃、日本にイギリスより「硬式テニス」が伝わった際に、フェルトを用いたボールが庶民が手にするには高級品であったことから、普及する際に安価に作れて手にしやすいゴムボールに変更したことによる。
「ソフトテニス」とは、ゴムボールを使用するため、それに見合うようにラケットやガット、ネット、ルール、握り方や打ち方などの変更が行われて、明治17年頃に「硬式テニス」とは異なる競技へと改変を遂げた。つまり、「ソフトテニス」は日本発祥のスポーツ競技である。なお、「軟式テニス」とも呼ばれる。