- 概要 -
「マット」も「ラグ」も部屋に敷く敷物のことであり、主な違いはそれぞれのサイズであるが、これについては明確に法律等で定められているわけではない。「マット」とは玄関や脱衣所、トイレ等、専ら実用性を重視しており、1畳未満程度の厚めの敷物のことを指す。一方、「ラグ」とはリビングのソファ周辺等アクセントにするようデザインに凝った物も多く、大きさは1畳以上3畳未満程度のものを指す。
- 詳しい解説 -
「マット」とは敷物という意味の英語で‘mat’に由来して付けられた名前で、主に玄関などに敷く小さく、厚めの敷物のことを指す。一方、「ラグ」もまた敷物という意味の英語‘rug’に由来して付けられた名前で、主に床の一部にインテリアのアクセントとなるように敷く、厚めでおしゃれな敷物のことを指す。つまり、どちらも敷物のことであり、主な違いはサイズである。
「マット」は、玄関のほかに脱衣所やキッチン、トイレなど一般的に1畳未満の大きさで、油が飛んだり水で濡れたり等、実用的な場所に置かれることが多い。「ラグ」は、リビングのソファ周辺や、部屋のアクセントなどにするため、デザイン性を重視したものであることが多く、1畳以上3畳未満程度の大きさとされる。
また、フローリング材の部屋の床全体を美観を重視して高級なものや防音、保温など実用的な用途で用いる等大きめの敷物を「カーペットまたは絨毯」と呼び、3畳以上であることが多い。なお、サイズについては法律等で明確に定められているわけではない。