キャンドルとろうそくの違い・意味

キャンドルとろうそくの違いとは

キャンドルとろうそくの違い

- 概要 -

「キャンドル」は洋ろうそくとも呼ばれ、材料は古くは蜜蝋を、現在は安価に使用できる石油系のパラフィンが主に使用されている。工場での大量生産により安価に手に入れられ、広く普及している。一方、「ろうそく」は和ろうそくとも呼ばれ、日本に古くから伝わり、職人の手作りであることから「キャンドル」より高価である。櫨の実の油など植物性の油が材料で、燃える臭いや煤はわずかで、ゆっくりと燃えていくのが特徴である。どちらも、火を灯すものであるが、専ら材料が違っている。

- 詳しい解説 -

「キャンドル」は洋ろうそくとも呼ばれ外国から伝わったものを指し、「ろうそく」とは和ろうそくとも呼ばれ、日本に古くから伝わるものである。どちらも、中心にさした芯に火を着け、燃料を燃やして明かりを灯すものである。主な違いは材料である。

「キャンドル」の材料は古くは蜜蝋を使用していたが、近年は安価な石油系のパラフィンが使用されている。大量生産もできることから結婚式やお祝い事に手軽に、様々な色形の種類を購入できるのが特徴である。

「ろうそく」の材料はウルシ科の植物‘櫨(はぜ)’の実の油である。また、米ぬかやトウモロコシ、菜種等の植物性の油が用いられることもある。専ら、手作りでひとつひとつ作られることもあり、「キャンドル」より高価である。燃える匂いも煤も僅かなため空気を汚さず、芯が中空になっているため、ゆっくりと火が進むのが特徴である。結婚式や仏事などに使用される。