- 概要 -
「チューハイ」とは焼酎とハイボールが語源で、焼酎と炭酸水、好みで生の果実の搾り汁やジュースを加えた日本発祥のアルコール飲料のことである。「ビール」は、一般的に麦芽をビール酵母で発酵させ、ホップで風味付けしたアルコール分が20度未満の飲料のことである。麦芽の重量の十分の五を超えない量で米やトウモロコシ、糖類などを原料とすることも可能である。出来上がった「ビール」の色により淡色ビールや、中濃色ビール、濃色ビールといった区分方法もある。
- 詳しい解説 -
「チューハイ」とは、正式には「焼酎ハイボール」で、主な材料である「焼酎」と「ハイボール」が語源となった日本が発祥のアルコール飲料である。材料は焼酎と炭酸水、好みで生の果実の搾り汁を入れたりジュースを加えたりして楽しむ。使用する焼酎は、日本伝統の芋焼酎や麦焼酎、米焼酎等の独特の味、香りがあるものでも、果物酒を作る際に使用する無味無臭のホワイトリカーでも、何度も蒸留してアルコールだけになった焼酎でも構わないが、一般的には後者の酒を使用する。
「ビール」とは、一般的に大麦を発芽させた麦芽をビール酵母で発酵させて、アルコール飲料にしたものである。専ら、香りづけにハーブのホップを用いるが、ビール醸造に際して不要な微生物を抑えたり、保存力を高める作用ももつ。なお、日本においてビールとは、アルコール分が20度未満のもので、麦芽、ホップ、水を原料として発酵させたもの、または、麦芽の重量の十分の五を超えない量で、麦や米、とうもろこし、馬鈴薯、でんぷん等の政令で定めるものを原料として発酵させたものと酒税法で定めている。
つまり、「チューハイ」は焼酎を炭酸水で割ったもの、「ビール」は主に麦芽とホップ、水を原料としてビール酵母で発酵させたもののことをいう。