- 概要 -
一般的に、「ニート」とは「Not in Education,Employment or Training」からとられた略語で、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない者のことを指し、一方、「フリーター」とは時給や日給を主な収入源として生活を成り立たせている者のことを指す。なお、会社や各種団体に正規の社員や職員として雇用されている場合は「フリーター」に区分されない。
- 詳しい解説 -
「ニート」とは、「Not in Education,Employment or Training」の略語「NEET」であり、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない者のことを指す。
「フリーター」とは、会社や各種団体に正規の社員もしくは職員として所属しておらず、時給や日給を主な収入源として生活を成り立たせている者のことをいう。また、厚生労働省が平成3年に発行した『労働経済の分析』において、対象年齢を15歳から34歳と限定し、アルバイトまたはパートとして雇われている、継続就業年数が1年から5年未満である男性、もしくは、未婚で仕事を主にしている女性、就業していない者は学生でも家事手伝いでもないアルバイトまたはパートを希望している者と定義付けられているが、法律で定められたものではなく統計資料を作成するために便宜的に使われているものである。
つまり、「フリーター」は非正規雇用であるが、何らかの仕事で得た収入源をもとに自活している者のことで、「ニート」とは全く何も活動していない者のことであり、似たような状況の「失業者」との違いは、「失業者」とは就業する気持ちがある者のことである。