規定と要網の違い・意味

規定と要網の違いとは

規定と要網の違い

- 概要 -

「規定」とは、ある物事を一定の書式に沿って、または文により定めることをいい、主に法律の条文ひとつひとつを規定する等に使用される。一方、「要綱」とは、ある物事の取り扱いや行う順序などを文書にまとめることをいう。大会実施要綱や会議開催要綱などとして使用し、法的な拘束力は一般的にはない。

- 詳しい解説 -

「規定(きてい)」とは、ある物事を一定の書式に沿い、または大まかな内容を文によって定めることをいい、一般的に法律を定める際などに使用される語である。例としては、法律の第一条に当該事項を規定する、などとして使用する。

一方、「要綱(ようこう)」とは、基本的な物事、一般的には取り扱いを要約して文書にまとめたもののことをいい、一般的には法的な拘束力はないものである。例としては、大会実施要綱やセミナー開催要綱などとして使用する。どちらもある事柄をまとめたものであるが、「規定」は法律など決まり事を端的に条文などにすること、「要綱」は取り扱いややり方などを文書にすることである。

なお、「規定」と同じ読み方のものに「規程」があるが、その違いは「規程」は特定の目的のために「規定」された条項をまとめた全体のことをいう。例えば、旅費規程や就業規程などのように使用する。