書類と資料の違い・意味

書類と資料の違いとは

書類と資料の違い

- 概要 -

「書類」とは、書き記した文書の総称であり、一般的に紙媒体になっているもののことを指す。一方、「資料」とは、主に研究や調査のために集める基礎的な役割の材料のことをいい、文書であったり写真であったり、分野によっては恐竜の標本が対象である。一般的には、第三者にもわかるようにまとめられた、文書等のことを指し、「書類」のひとつといえる。

- 詳しい解説 -

「書類(しょるい)」とは、書き手を問わず、質や量も問わず、何かを書き記した文書の総称である。経理や人事記録などの事務的なものから個人的に作成した文章など、手書きであれ、印刷であれ、紙媒体のものについて幅広く指す。

「資料(しりょう)」とは、主に研究や調査のため、基礎となる材料を集めて作成した文書や写真などのデータのことを指す。なお、「資料」には、ある分野によってはその内容の独自性と原本と比べたときの差異から、一次資料、二次資料、三次資料などと分類されることもある。図書については、発行または発表されている書籍・論文について‘一次資料’と呼び、この一次資料の内容や存在などを探すための書籍や目録、索引等を‘二次資料’とする。また、博物館では、博物館が収集する標本や資料のうち、実物または現象に関する資料を‘一次資料’、一次資料に関する書籍や調査資料を‘二次資料’と呼び、例えば恐竜の骨を‘一次資料’とするなど特異なものもある。

つまり、「資料」とは「書類」のうちのひとつの種類であり、使用される目的が、専ら、今後の発展を望むための基礎材料であるもののことをいう。