エコカーとハイブリッドカーの違い・意味

エコカーとハイブリッドカーの違いとは

エコカーとハイブリッドカーの違い

- 概要 -

「エコカー」とは環境に優しく、大気汚染物質の排出などを軽減するように設計された自動車のことを指し、低公害車や環境対応車とも呼ばれる。一方、「ハイブリッドカー」とは、「エコカー」の自動車の種類のひとつで、動力源を一般的にガソリンエンジンと電気モーターの2つ、もしくは2つ以上備えている自動車のことをいう。

- 詳しい解説 -

自動車には、近年、問題となっている大気汚染などの環境破壊に配慮し、環境への負担軽減がなされたものが増えており、‘低公害車’や‘環境対応車’と呼ばれる種類がある。そのひとつが「エコカー」であり、英語で生態学(狭義では、環境にやさしい等の意味あり)という意味の‘Ecology’と、車という意味の‘Car’から作られた和製英語で、‘低公害車’などと同じような意味で使用される。「エコカー」には、動力源が電気で動く電気自動車や、水素自動車などがある。

一方、「ハイブリッドカー」とは、「エコカー」や‘低公害車’、‘環境対応車’等に分類される種類の自動車のひとつである。「ハイブリッドカー」の‘ハイブリット’とは、元来、混成物といった意味の英語‘Hybrid’に由来した語で、動力源が一般的にガソリンエンジンと電気モーターの両方を備えているもののことを指す。また、日本では、このような自動車を‘Hybrid Vehicle’(Vehicleは乗り物という意味の英語)とし、それを略して‘HV’と呼ぶことが多い。

つまり、「エコカー」とは環境へ配慮した動力源をもつ自動車全般のことを指し、「ハイブリッドカー」とは動力源を2つ以上持ち合わせた「エコカー」のことをいう。