クロレラとスピルリナの違い・意味

クロレラとスピルリナの違いとは

クロレラとスピルリナの違い

- 概要 -

どちらも天然サプリメントとして、今後、効果の期待される‘藻類’に分類される水中植物に違いはない。「クロレラ」とは、小さな緑色の植物で、その色合いから‘緑藻類’に分類され、地球誕生の頃から生息するとされる単細胞植物である。一方、「スピルリナ」とは、螺旋状の姿をした青みがかった緑色が特徴の‘藍藻類’に分類され、成分を多く含んだものはアフリカや中南米のアルカリ性塩水に生息している。

- 詳しい解説 -

「クロレラ」も「スピルリナ」も、ビタミンやミネラル、アミノ酸や食物繊維、葉酸、葉緑素といった、たくさんの種類の栄養素を含む天然のサプリメントとして、近年、摂取効果が期待されている植物である。しかしながら、どちらも吸収率や摂取効果などが研究結果によって明らかにされているわけではないため、その違いは色や形状など植物そのものである。

まず、どちらも水中に生息する植物で、根っこや茎、葉の状態が区別できない‘藻類’に分類される点に違いはない。さらに‘藻類’は、植物の色によって細かく分類されるが、「クロレラ」は緑色であることから‘緑藻類(りょくそうるい)’に、「スピルリナ」は青みがかった緑色の‘藍藻類(らんそうるい)’となる。また、「クロレラ」は小さい緑という意味が語源となって名付けられた単細胞植物で、形は球状であるのに対し、「スピルリナ」はねじれた、または螺旋状というコルク抜きのような形状を語源とした多細胞植物である。