フルーツと野菜の違い・意味

フルーツと野菜の違いとは

フルーツと野菜の違い

- 概要 -

「フルーツ」とは日本語で果物のことであるが、「フルーツ」と「野菜」の違いや、分類は世界各国で基準が異なっている。また、日本においては、生産・流通・消費の各分野でさえ分類方法が異なっており、明確な定義付けはない。一般的には、「フルーツ」は多年生の木本類になる果実のこと、「野菜」は一年生か二年生の植物で、葉や茎、根、実などあらゆる部分を食用とする植物のこととすることが多い。

- 詳しい解説 -

まず、「フルーツ」とは英語「fruit」が語源であり、日本では「果物」のことをいう。「フルーツ(果物)」と「野菜」の違いや、それに伴う分類については世界各国で基準が異なっており、また、日本においても生産段階から流通、消費の中で、それぞれの分類方法で仕分けられていることから、はっきりと定義付けされていないのが現状である。

農林水産省によると、生産の段階での「野菜」の分類の定義は、パンやお米といった主食に添える副食にあたり、田んぼや畑で栽培されており、全形が崩れるような加工を前提としない草本類のもの、としている。

また、一般的には、「野菜」は一年生か二年生の植物で、キャベツやホウレンソウ、白菜のように葉の部分を、ゴボウやニンジン、ダイコンのように根の部分を、ナスやサヤエンドウなどのように実の部分といった各部分を食用とするもののことをいい、「フルーツ」は、リンゴやミカン、梨、ブドウというように、主に多年生の木本類の実を食用とするものをいうとされる場合もある。