氏名と苗字の違い・意味

氏名と苗字の違いとは

氏名と苗字の違い

- 概要 -

「氏名」とは、名字と名前のことで、英語ではファミリーネームとギブンネーム、つまりフルネームのことを指す。一方、「苗字」とは、「氏名」のうち「氏」にあたる部分のことで、英語ではファミリーネームにあたる部分である。名字とも呼ばれる。

- 詳しい解説 -

「氏名(しめい)」とは「氏(うじ)」と「名(な)」のことであり、「苗字(みょうじ)」とは、「氏名」のうち「氏」にあたるものを指す。「氏名」としたときは、英語ではファミリーネームにあたるものと下の名前(キヴンネーム)のことであり、総じてフルネームにあたる。なお、「苗字」とは英語でいうところのファミリーネームのことである。

「氏」とは、古くは藤原氏や平氏、源氏、橘氏などのことであったが、臣籍降下が盛んになり氏と付くものが多くなったことから、土地の名前など、縁ある地名を名字としはじめたとされる。その後は、家(家系や親戚一同等血縁関係にある者、祖先が同じもしくは同じとされる家の集団)の名称であり、代々受け継がれ引き継がれていくことを指しており、ほかに姓や苗、名字、苗字とも呼ばれる。