症状と病状の違い・意味

症状と病状の違いとは

症状と病状の違い

- 概要 -

「症状」とは、病気や怪我などのうち何かが原因となって身体に現れた結果(反応)のことをいう場合に使用される語で、一般的に発熱や下痢、痛みやかゆみ、吐き気などのことを指す。一方、「病状」とは、専ら根本的な病気がどのような状態にあるかをいう場合に使用される語で、例えば、感冒や癌などのことを指す。

- 詳しい解説 -

「症状(しょうじょう)」とは、例えば、発熱や下痢、頭痛、痛み(疼痛)、かゆみ、動悸、発疹、むくみ、咳、吐き気など他にも多くあるが、病気や怪我など何かが原因となって身体に現れた結果、もしくは反応のことをいう場合に使用される。

「病状(びょうじょう)とは、例えば、インフルエンザや感冒、癌やヘルニア、糖尿病、肺炎、骨粗しょう症など他にも多くあるが、身体に現れた結果に対し、根本的な病気がどのような状態にあるかをいう場合に使用される。

実際には「症状」も「病状」も使用に関して混同されがちであり、ほぼ同一の意味をもつ語である。しかし、どちらかといえば、「症状」には怪我の状態も指すのに対し、「病状」とする際には怪我の状態は含めないとされるが、明確に定義付けされているわけではない。