チリペッパーと唐辛子の違い・意味

チリペッパーと唐辛子の違いとは

チリペッパーと唐辛子の違い

- 概要 -

「チリペッパー」と「唐辛子」は同じ植物のことを指し、「チリペッパー(Chili Pepper)」は英語、「唐辛子」は日本語の呼び方である。世界各地で様々なその土地特有の「チリペッパー/唐辛子」が栽培されており、ブート・ジョロキアやキャロライナリーパー、トリニダード・スコーピオンなど世界一辛いと言われる唐辛子から、全く辛くないシシトウやピーマン、パプリカもまた同じ仲間である。

- 詳しい解説 -

「チリペッパー」とは英語で‘Chili Pepper’と書いて、日本語に訳すと「唐辛子」である。つまり、同じもののことを指している。

「チリペッパー/唐辛子」は、メキシコや中南米が原産地とされるナス科の植物である。ハバネロやブート・ジョロキア、鷹の爪、青唐辛子、島とうがらし、ハラペーニョなど世界各地で品種改良が行われ、赤や黄、緑、淡い緑などの色や、丸みを帯びたものや円錐形、細長いものなどといった形、大きさ、風味、辛さなどの異なる品種が約2000から3000種類もあるとされる。

なお、「チリペッパー」の‘ペッパー’とは‘胡椒’を意味する語である。これは15世紀に新大陸を発見したコロンブスが、カリブ海に浮かぶ西インド諸島をインドを間違えたことが原因とされ、現地で手に入れた唐辛子を、航海の目的としていたインドの胡椒と勘違いしてヨーロッパに伝えたためといわれている。世界各地に広まった「チリペッパー/唐辛子」は、イタリアではペペロンチーノ、ハンガリーではパプリカ、スペインではアヒ、韓国ではコチュ、中国では辣椒などと各国で様々な名称で呼ばれている。