長ネギと万能ネギの違い・意味

長ネギと万能ネギの違いとは

長ネギと万能ネギの違い

- 概要 -

主に関東ではネギの白い部分を楽しむ‘白ネギ’に分類される品種が好まれ、関西では葉の青い部分を楽しむ‘青ネギ’に分類される品種が古くより好まれている。「長ネギ」とは、‘白ネギ’の別名であるほか、‘青ネギ’と‘白ネギ’の総称として使用される。一方、「万能ネギ」は‘青ネギ’に分類される九条畑を若いうちに収穫したもので、JA筑前あさくらが商標登録したブランド名である。

- 詳しい解説 -

主に、関東では、ネギの軸の白い部分が柔らかくなるように土を寄せて栽培する‘白ネギ(根深ネギ)’の品種が好まれ、関西においては、濃い緑色をした葉の部分が柔らかく香り高いように改良された‘青ネギ(葉ネギ)’が親しまれている。

「長ネギ」とは、鍋物やすき焼き、炒め物、ネギ焼などに用いられる太く長い姿の香り高いネギの総称として使われるほか、‘白ネギ’のみを指す場合もある。軸の白い部分を楽しむ‘白ネギ’には、深谷ネギや千寿ネギ、越津ネギなどが分類される。

一方、「万能ネギ」とは、9割近くが葉の緑であり、葉を楽しむ‘青ネギ’に分類される九条細という品種を密植して栽培し、若いうちに収穫したものである。「万能ネギ」は、福岡県のJA筑前あさくらが商標登録したブランド名であるので、認可されないと名称は使うことができないのが特徴である。

つまり、「長ネギ」は‘青ネギ’と‘白ネギ’もしくは、‘白ネギ’を指す総称であり、「万能ネギ」は‘青ネギ’の一種で、ブランド名である。