宗教と哲学の違い・意味

宗教と哲学の違いとは

宗教と哲学の違い

- 概要 -

「宗教」とは、人々が神様や仏様など、人間が単純に見ることや聞くことができないような人知を超えた高次の存在を、物心両面において拠り所とする活動のことをいう。一方、「哲学」とは、ある事柄について、理念的もしくは精神的なものや、頭で考えたり心で感じることによって生まれてくるものを考えることをいう。

- 詳しい解説 -

「宗教」とは、神さまや仏さまなど、人間が単純に見ることや聞くことができない高次の存在を拠り所とする、物質と精神両面の活動のことをいう。

「哲学」とは、ギリシャ語で「智を愛する」という意味から作られた語である。神や真理、愛、世界といった、人間が単純には見ることや聞くことができない事象を含めた多くの領域を網羅し、どの分野にも偏ることなく、束ね、総合する立場に位置する学問とされる。人間が、無意識であれ、有識であれ、求める知識欲にある根源的活動のひとつである。

つまり、「宗教」とは人々が物心両面を高次の存在を拠り所とする活動のことをいい、「哲学」とはある事柄について、五感では確かめられないようなものの存在や原因、結果などを考える、主に学問のことをいう。