つくしとスギナの違い・意味

つくしとスギナの違いとは

つくしとスギナの違い

- 概要 -

「つくし」と「スギナ」は同じ植物であり、違いは部位である。「つくし」は漢字で「土筆」と書き、早春、地面から茶色の筆を逆さにしたような姿で芽を出し、胞子を飛ばして子孫を残す役目の‘胞子茎’と呼ばれる部位である。一方、「スギナ」は漢字で「杉菜」と書き、全体の姿が杉の木に似ていることから付けられたとされる。「つくし」が枯れた後、同じ地下茎から芽を出して、鮮やかな緑色の茎を中心に細い棒状の葉を輪生して茂らせ、光合成を行う‘栄養茎’と呼ばれる部位である。

- 詳しい解説 -

「つくし」と「スギナ」は、シダ植物トクサ科トクサ属の同じ植物であり、その違いは部位である。地下で茎を伸ばしてよく茂り、花は咲かせずに胞子を飛ばすことで繁殖していくのが特徴である。

「つくし」は‘胞子茎’という部位のことで、春早いうちに繁殖のために芽を出すが、先端から胞子を飛ばすとすぐに枯れてしまう。茶色の筆を筆先を上にしたような姿をしており、漢字の「土筆」は筆を土に刺したような姿をしていることから付けられたといわれる。なお、名前の由来はいくつかあるが、船が港へ入る際の通路を示した杭‘澪標(みおつくし)’からきたとされる説や、突き伸びる様子‘突く突くし’からとされる説があるが明確にはわかっていない。

「スギナ」は‘栄養茎’という部位のことで、「つくし」が枯れた後に脇から出てくる緑色の15cmから40cm程度の茎と葉のことをいう。茎を中心に棒状の葉が輪生し、全体の姿が杉の木に似ていることから名付けられたとされ、この茎と葉で光合成を行っている。