義務と権利の違い・意味

義務と権利の違いとは

義務と権利の違い

- 概要 -

「義務」と「権利」は対義語に当たる語である。「義務」とは、しなければならないことをいい、強制力をもっている。一方、「権利」とは各人がある物ごとに対してできることで、自ら意識的に行ったり他人に要求することが可能な資格や能力、日本においては権限もこれにあたる。

- 詳しい解説 -

「義務」は「ぎむ」、「権利」は「けんり」と読んで対義語にあたる。「義務」と「権利」の違いは、例えば、自分が「しなければならないこと」は「義務」であり、一方、「できること」にあたるのが「権利」である。

「義務」とは、各人が各々の立場に応じて当然のごとくしなければならない務め、強制力をもった事象のことをいう。例えば、義務を果たす、義務教育を受ける、国民の納税義務などのような使い方をされる。

「権利」とは、ある物事に対して自ら意識的に行ったり、他人に要求したりすることができる資格や能力のことをいい、日本においては各人がもつ権限も含まれる。例えば、権利を主張する、当然の権利、子どもの権利条約などのような使い方をされる。