トマトとミニトマトの違い・意味

トマトとミニトマトの違いとは

トマトとミニトマトの違い

- 概要 -

「トマト」も「ミニトマト」もナス科の植物で、花後の果実を食用とする野菜の一種である。その違いは果実の大きさであり、一般的に果実の直径が2cmから3cm程度で、重さが5gから30gのものを「ミニトマト」、それ以上の大きさのものを「トマト」と呼ぶ。近年では、リコピンやビタミン類、ミネラル分と手軽に栄養を摂取できる野菜としてさらなる人気を博し、極限まで水分を減らして濃い味を引き出したり、土壌に塩を含ませることで甘味を濃くしたり、ハートや卵形にしたりと豊富な品種が流通している。

- 詳しい解説 -

「トマト」も「ミニトマト」も、生食でサラダにしたり、加熱したりと様々な料理のアクセントとして、時には主役として楽しまれる、日本においては野菜に分類されるナス科ナス属の植物である。その違いは「ミニトマト」の大きさであり、果実の直径が2cmから3cmほど、重さが5gから30gのもののことを指す。なお、それ以上は「ミディトマト」や「トマト」と呼ばれる。

現在、日本国内に流通している「ミニトマト」は「トマト」を品種改良したものであるが、原産地とされる南米ペルーアンデス高原の原種は「ミニトマト」に近い形状の小さな果実である。この野生種のトマトが鳥や人間などに運ばれ、長い月日が流れて17世紀半ばに日本へ伝来した。なお、当初は観賞用として楽しまれていたが、明治以降にヨーロッパやアメリカから他の西洋の野菜とともに再度導入され、食用としての栽培が始まったとされる。

リコピン、ビタミンのほか、カリウムやマグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛といったミネラル分までバランス良く含んでおり、手軽に利用できる天然の健康食品として親しまれ、豊富な品種が生み出されている。