アイスクリームとラクトアイスの違い・意味

アイスクリームとラクトアイスの違いとは

アイスクリームとラクトアイスの違い

- 概要 -

風味豊かで濃厚なものからかき氷に近い、爽やかな食感のものまで、年間通して楽しまれているアイスであるが、‘乳及び乳製品の成分規格に関する省令’及び、‘食品、添加物等の規格基準’により細かな分類が定められている。「アイスクリーム」とは乳固形分が15%以上でそのうち乳脂肪分が8.0%以上のもののことをいい、一方、「ラクトアイス」とは乳固形分が3%以上のもののことをいう。濃厚なミルクの風味を味わいたい場合は「アイスクリーム」がお薦めである。

- 詳しい解説 -

アイスクリームは、江戸末期、徳川幕府により米国に派遣された使節団がアイスクリームを食べたのが日本人初とされ、1869年に日本ではじめてのアイスクリーム(あいすくりん)が横浜馬車道で作られた。この際に作ったのは、はじめてアイスクリームを食べたとされる使節団のひとり、町田房蔵である。

当時は一種類しかなかったアイスクリーム(あいすくりん)。現在は食品衛生法に基づき、‘乳及び乳製品の成分規格に関する省令’及び、‘食品、添加物等の規格基準’の2つの法律により、分類が定められている。「アイスクリーム」と「ラクトアイス」の違いは乳成分の量である。

「アイスクリーム」とは、乳固形分が15%以上でそのうち乳脂肪分が8.0%以上あるもののことをいう。分類上は最も高い乳固形分と乳脂肪分が含まれており、濃厚で風味豊かなミルクの味を楽しめる。

「ラクトアイス」とは、乳固形分が3%以上のものをいい、植物性油脂が使われていることもある。さらっとしたミルク風味のアイスである。