クルーザーとヨットの違い・意味

クルーザーとヨットの違いとは

クルーザーとヨットの違い

- 概要 -

どちらも水上の乗り物である点に違いはないが、形態による呼び名は日本と諸外国で異なっており、また、日本において法律等定めによる詳細な分類はない。一般的に、日本で「クルーザー」とはエンジン航行で客室等設備をもった豪華な船のことを指し、「ヨット」とは帆で航行する2人から10人程度のキャパシティーの船のことを指す。なお、諸外国で「クルーザー」とは巡洋艦のことをいい、「ヨット」とは日本でいう「クルーザー」のような豪華な船のことをいう。

- 詳しい解説 -

海や湖、川などの水上の乗り物である「クルーザー」と「ヨット」であるが、形態による呼び名は日本で一般的に使用されている意味合いと、欧米でのニュアンスは異なっている。また、日本においても詳細な定め等に沿い、分類されているわけではない。

日本において、「クルーザー」とは、帆がなくてもエンジンによって航行でき、客室(キャビン)等、人が寝泊りできる設備をもった豪華なものをいう。一方、「ヨット」とは、主に帆で風を受けながら航行するもので(帆での航行可否によって「ヨット」か否かの定めはない)、1人から2人乗り、または10以上で乗るような大型の船のことをいう。つまり、日本において「クルーザー」と「ヨット」の違いは客室等設備の有無である。

なお欧米においては、「クルーザー」は遠洋を航海するための高速で運行する艦艇(巡洋艦)のことを指し、「ヨット」とはレジャー目的の個人で所有している豪華な船のことを指す。