処方と投薬の違い・意味

処方と投薬の違いとは

処方と投薬の違い

- 概要 -

一般的に、「処方」も「投薬」も医師や歯科医師等が患者さんの病状、症状に応じた薬を出す際に用いる医療用語である。「処方」とは、医師等が薬の種類や分量、服用方法の指示を出すことをいい、「投薬」とは、医師等が薬を患者に与えることをいう。

- 詳しい解説 -

「処方」とは、「しょほう」と読み、医師や歯科医師等が患者さんの病状に応じて薬の種類や分量、服用方法の指示を出すことをいう。これには、一般的に入院中の患者さんの薬を病院内で処方されるように指示する‘院内処方’と、主に外来の患者さんに処方箋を出し、調剤を行える薬局(調剤薬局や保険薬局)に赴いて外部で調剤してもらう‘院外処方’の2通りある。

「投薬」とは、「とうやく」と読み、医師や歯科医師等が、患者さんの病気や症状に応じて、内服薬や貼り薬、塗り薬等の薬を与えることをいう。

つまり、「処方」は医師等が指示を出すことであり、「投薬」は医師等が薬を与えることである。