沼と湖の違い・意味

沼と湖の違いとは

沼と湖の違い

- 概要 -

「沼」と「湖」の分類方法は法律等で規定されているわけではないが、「沼」とは自然にできたものであり、水深が5メートル未満のもので、最深部の水底全面に水生植物が生えているもののことを指し、「湖」とは、主に自然にできたものであり、水深が5メートル以上のもので、岸には植物が生えるものの最深部には生えていないものを指す。また、川をせき止めた人工的なダムも‘ダム湖’と呼ばれる。

- 詳しい解説 -

「沼」とは、水深5メートル未満の浅いもので、最も深い水底の全面にも水生植物が生えているもののことを呼ぶ。また、自然にできたものである。

「湖」とは、水深5メートル以上の深いもので、広さは比較的大きく、岸には植物が生えるが中央部の水深が深い水底には水生植物が生えていないもののことを呼ぶ。一般的には自然にできたものを対象とするが、川の一部をせき止めてダムにした人工的な湖‘ダム湖’も湖と呼ばれることがあり、黒部湖や奥利根湖、上秋月湖、狭山湖など全国にある。

つまり、通例として「沼」と「湖」の大きな違いは水深や人工物かどうかであるが、実際には詳細に法律などで定められているわけではなく、この区分に限ったものではないことは留意の必要がある。