削除とフォーマットの違い・意味

削除とフォーマットの違いとは

削除とフォーマットの違い

- 概要 -

「削除」とは、直接、ワード文章やエクセルファイル等を操作して、ファイル自体を消してなくしてしまうことである。見た目には消えるが、ディスク上に本体が記憶されたまま残っているため、復元可能である。一方、「フォーマット」はワード文章やエクセルファイル等を保存しておく区画を操作することで、区画ごと一掃して初期化することをいう。この際には、一般的に、区画内に保存されていたファイルの復元は不可能である。

- 詳しい解説 -

「削除」も「フォーマット」も情報技術(IT)における用語のひとつであり、一般的にパーソナルコンピュータ(以下パソコン)などのコンピュータに対して使用されている用語もしくはコマンドのことである。どちらも‘消す’という作業であるが、対象やデータの復元の可否が異なる。

「削除」は、例えば、個人で作成したワード文章やエクセルファイルを直接操作してデータを消し、そのファイル自体がない状態にすることをいう。ディスク上に本体が記憶されたまま残っているので、復元可能である。

「フォーマット」は、ワード文章やエクセルファイルを保存しておく区画を操作して区画ごと一掃し、最初の真っ白な状態に戻すことであり、例えば区画内に作成したワード文章やエクセルファイルが保存されていた場合は、それもまた消えてしまう。一般的には、この作業を行った場合は復元が不可能である。