寒中と喪中の違い・意味

寒中と喪中の違いとは

寒中と喪中の違い

- 概要 -

「寒中」とは、一年を太陽の動きに合わせて24の気に分けた、二十四節気の中でも小寒から大寒の間の期間のことをいう(2016年は1月6日から1月21日がこれにあたる)。一方、「喪中」とは、近親者が一年以内に亡くなった際に、一年間は喪に服すため慶事を行わないことをいう。それぞれ、ご縁のある方々へ出す書状として用いられることもあり、「寒中見舞い」、「喪中はがき」と呼ばれる。

- 詳しい解説 -

「寒中(かんちゅう)」や「喪中(もちゅう)」は、一般的に、ご縁のある方々へ出す挨拶状のことをいい、「寒中見舞い」や「喪中はがき」とも呼ばれる。それぞれ、失礼にあたらないような出す時期がある。

「寒中」は、寒中見舞いのことをいう。寒さが厳しくなった折に、相手の健康を気遣って一般的な季節の挨拶状としてや、年賀状を頂いたが返礼が送れなかった時の年始の挨拶の代わりとして用いられる。また、「喪中」で年賀状を交換できなかったり、相手の「喪中」を知らずに年賀状を出してしまった際のお悔やみとお詫びを兼ねて、「喪中」を知らずに年賀状をくれた方へ「喪中」の報告とお詫びを兼ねて、等でも用いられる。小寒と大寒にあたる期間を「寒中」と呼び、寒中見舞いは、小寒の初めの日から大寒最後の日までの期間に出すものである。

「喪中」とは、近親者が一年以内に亡くなった不幸があった際に、一年間は喪に服すため慶事を避けるという意味をいう。そのため、喪中はがきは、欠礼‘年賀状は出さないことを事前に(12月上旬まで)’伝えることでもある。