香辛料とスパイスの違い・意味

香辛料とスパイスの違いとは

香辛料とスパイスの違い

- 概要 -

「香辛料」とは、料理や食品への味付け、風味付けを目的として使用される、芳香性と刺激性をもった植物の葉や茎、樹皮、根、花、根茎、蕾、種子、果実、果皮のことをいい、「スパイス」とは、「香辛料」のうち葉や茎、花の部分を除いた部位が原料となっているもののことをいう。なお、葉や茎、花を原料とするものは、「香辛料」の中の‘ハーブ’として分類される。

- 詳しい解説 -

料理・食品への味付けや風味付けを目的として世界中で用いられている、芳香性と刺激性に富んだ植物の葉や茎、樹皮、根、花、根茎、蕾や種子、果実、果皮のことを「香辛料」という。世界的に統一された詳細な決まりはないが、日本において「香辛料」は「スパイス」と‘ハーブ’に分けられ、そのうち「スパイス」とは「香辛料」の中でも植物の葉と茎、花を除いた部分が原料となっているもの(樹皮、根、根茎、蕾や種子、果実、果皮)を指し、その他は‘ハーブ’に分類される。(10月3日食安発第1003004号)

日本で「スパイス」に分類されているものとしては、麻の種子、ウコン、オールスパイス、カンゾウ、芥子の種子、胡椒、胡麻、サフラン(雌しべ)、山椒、シソの種子、生姜、西洋わさび、唐辛子、パプリカ、オレンジやみかん・柚子・檸檬の果皮、バニラ、バラの果実(ローズヒップのこと)などが挙げられる。