- 概要 -
「教示(きょうじ)」と「教授(きょうじゅ)」の使い方の違いは、相手に教えを乞う事柄の期間や目的など重みである。例えば、何らかの情報を今回だけなどに限り教えてもらいたいときには「教示」を使い、一方、稽古ごとなど専門的な技術や知識などを長期間に渡り教えてもらいたいときには「教授」を使用する。
- 詳しい解説 -
「教示」とは「きょうじ」と読み、何らかの情報について相手にただ教えてもらいたい際に使用する語である。一般的に‘ご教示ください’と使用する。例えば、この用紙の書き方をご教示ください、など。
「教授」とは「きょうじゅ」と読み、学問や技術、芸事など専門的な知識を長い期間にわたって指導をお願いする際に使用する語である。一般的に‘ご教授ください’と使用する。例えば、日本舞踊をご教授ください、など。
「教示」も「教授」も、相手に教えを乞う際に使用する語であるが、期間や目的、習熟度など、教えを受けたい事柄の重みにより使い分けられる。