ホッケーとラクロスの違い・意味

ホッケーとラクロスの違いとは

ホッケーとラクロスの違い

- 概要 -

芝生のフィールドで相手チームのゴールに向けてボールを打ち込み得点を競い合うスポーツ、「ホッケー」と「ラクロス」であるが、発祥や使用する道具、ルールなどまったく異なる。特徴的な違いは、「ホッケー」は1チーム11人で棒の先端が曲がったような約90cmのスティックを用いるのに対し、「ラクロス」は、男子は1チーム10名、女子は12名で、棒の先端に網を付けたスティックを用いて行われる点である。

- 詳しい解説 -

「ホッケー」と「ラクロス」は、決められたフィールド上で専用のスティックを用いて相手のゴールに向けて専用のボールを打ち込み、その得点を2チームで競い合うスポーツであるが、発祥や道具、ルールなどまったく異なる競技である。

「ホッケー」の原型は紀元前2500年頃まで遡り、現在の形になったのは19世紀半ばのイギリスであったとされる。一般的に芝生の競技場を使用し、1チーム11人で、相手のゴールに向けてボールを打ち込み、その点数を競い合う。スティックは棒の先端が曲がったような形状で、長さは約90cmで平らな面と丸みを帯びた面があり、平らな面しかプレーには使用できない。前・後半各35分ずつの計70分で試合が行われる。

「ラクロス」の原型は北米大陸の先住民の儀式であったとされ、現在、プレイされている「ラクロス」はフランス系の移民により競技となった後、カナダ人のウィリアム・ビアズによってルール付けされたものである。屋外の芝生の競技場を使用する一般的な「ラクロス(フィールド・ラクロス)」と屋内のボックス・ラクロス、子ども用に安全に配慮したソフト・ラクロスに分けられる。男子は1チーム10名、女子は12名で硬質ゴム製のボールを先端に網の付いたスティックを使用して競技を行う。男子はヘルメット、ショルダーバッドといった防具が用いられ、ルールも男子と女子では異なるなど特徴のあるスポーツである。