月食と新月の違い・意味

月食と新月の違いとは

月食と新月の違い

- 概要 -

地球の私たちから通常の月が確認できなく(見えなく)なる「月食(皆既月食)」と「新月」の違いは、太陽と地球、月の並ぶ順である。「月食」は、月と地球の公転軌道が交わる満月の日、太陽の光によって地球の影が月に落ちて月が見えなくなることをいい、太陽、地球、月の順番となる。一方、「新月」は、地球で見上げたときに月の面に太陽の光が当たっていないので見えなくなることをいい、太陽、月、地球の順番となる。

- 詳しい解説 -

「月食」とは正式には‘皆既月食(かいきげっしょく)’といい、「新月」と同じように月が何らかの原因によって、地球上の私たちにとって月が見えなくなる現象のことを指すが、それぞれの原因となる、月と太陽、地球の位置関係が異なっている。

「月食」の際は太陽、地球、月の順番である。太陽の明かりでできた地球の影が月にかかるため、短い時間、私たちには通常の月は確認できない。なお、条件として、公転軌道が5度ずれている地球と月(満月)の、公転軌道が交わることが必要である。

「新月」の際は太陽、月、地球の順番である。地球で見ている月の面に太陽が当たらないため、結果として私たちには通常の月は確認できない。