貴族と皇族の違い・意味

貴族と皇族の違いとは

貴族と皇族の違い

- 概要 -

「貴族」とは、身分や家柄がよく広い領地をもつなど社会的にも特権を世襲している一族のことを指す総称であり、日本では明治憲法上は‘華族’のことをいう。一方、「皇族」とは天皇を除いた皇后や皇太后、親王など天皇の一族にある者を指す総称である。

- 詳しい解説 -

「貴族(きぞく)」とは、身分や家柄が良く、社会的にも特権を世襲している、いわゆる上流階級に属する者のことを表す総称であり、日本においては以前、‘華族’に分類される者がこれにあたる。なお、‘華族’は公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵により構成されていたが、日本国憲法が施行されたため第二次大戦後に消滅した、明治憲法上の制度である。

一方、「皇族(こうぞく)」とは、天皇を除いた天皇の一族を表しており、皇后や皇太后、親王、親王妃などのことを呼ぶ総称である。

つまり、「貴族」は社会的特権を世襲するなどして身分や家柄が良い一族のこと、「皇族」とは天皇を除いた天皇の子どもなどの一族のことを指す総称である。