発症と発病の違い・意味

発症と発病の違いとは

発症と発病の違い

- 概要 -

「発症」とは、病気の症状が表面に現れることをいい、「発病」とは潜伏していた菌などにより病気になることをいう。例えば、「発症」は発疹や発熱、疼痛、咳、痰などのように症状を、「発病」は肺炎や結核、感冒などのように病名が使用されることが多い。

- 詳しい解説 -

「発症」とは「はっしょう」と読み、既にかかっていた病気の症状が表面だって現れることである。例えば、臀部に発疹が発症する、感冒による発熱を発症する、疼痛を発症する、咳を発症する、などというように使用される。

「発病」とは「はつびょう」と読み、病気になることである。例えば、結核菌により結核を発病する、過労により精神疾患を発病する、肺炎を発病する、などというように使用される。

なお、「発症」と「発病」が同時である場合もあれば、「発病」後「発症」することもある。