花粉症とハウスダストの違い・意味

花粉症とハウスダストの違いとは

花粉症とハウスダストの違い

- 概要 -

「花粉症」はスギやブタクサ、イネなどの花粉が原因で起こるアレルギー鼻炎であるのに対し、「ハウスダスト」は室内の埃や細菌とカビ、ダニ、虫の死がいや糞などの汚れが原因で起こるアレルギー鼻炎のことである。花粉が飛ぶピークに多く発症することから「花粉症」は季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれ、「ハウスダスト」は一年中いつでも起こる可能性があるため、通年性アレルギー鼻炎とも呼ばれる。

- 詳しい解説 -

「花粉症」も「ハウスダスト」も、何らかの原因により過剰なアレルギー反応が起こることで鼻炎となる点に違いはない。「花粉症」はその原因が花粉であり、「ハウスダスト」は、室内のダニや埃、人やペットの毛髪、フケや虫などの死がい、糞、カビ、細菌、室内の花粉が原因である点が異なる。

「花粉症」は季節性のアレルギー鼻炎である。特に花粉が浮遊する3月から5月頃がピークで、原因となる花粉が一年中飛ぶものであれば一年を通して「花粉症」となる可能性もある。一般的にはスギやヒノキ、ブタクサ、イネ、ヒノキなどが知られている。

「ハウスダスト」は通年性のアレルギー鼻炎である。上記の原因のほかにも衣類などの繊維クズや煙草の煙など、目に見えない埃でも症状が起きる可能性がある。なお、「花粉症」と「ハウスダスト」の両方が原因であることもあり得る。