領収書とレシートの違い・意味

領収書とレシートの違いとは

領収書とレシートの違い

- 概要 -

「領収書」と「レシート」はともに英語で「receipt」と書き、品物等の代金の受取人が支払者に対して発行する、金銭を受け取ったことを証明するための書類のことをいう。つまり、本来は同じもののことであるが、日本では印鑑を押印するものが正式な書類であるという認識が以前より主流であり、「領収書」は押印のある手書き等のもの、「レシート」はキャッシュレジスターから発行される簡易的なものという認識が強い。

- 詳しい解説 -

「領収書」とは、英語で「receipt」と書く。「レシート」とは、英語で「receipt」と書き、その日本語の意味は「領収書」である。

つまり、本来は「領収書」と「レシート」は同じ、品物等の代金の受取人が、支払者に対して金銭を受領したことを証明するために発行する書類のことを指している。しかしながら、日本では、諸外国のように必要な大切な書類に直筆でサインするという文化ではなく、朱肉で印鑑を押印してこそ正式な書類であるという認識が主流であることから、「領収書」は手書きで押印されたもの、「レシート」はキャッシュレジスターから印字された簡易的なものと使い分けられることが一般的である。

なお、消費税法などでは「領収書」の形式は明確に指定されているわけではないので、三万円未満であれば、通常の「レシート」で問題なく利用できる。(3万円以上は、書類の交付を受ける当該事業者の氏名または名称が必要なため、「レシート」では賄えない場合がある)。「レシート」を使用する場合は、感熱紙という形状上、印字が消えやすいので保管には注意する必要がある。