じゃことにぼしの違い・意味

じゃことにぼしの違いとは

じゃことにぼしの違い

- 概要 -

「じゃこ」も「にぼし」も原料は成魚は10cmから20cm程度の体長となるカタクチイワシなどのイワシ類であるが、それぞれ加工するために使用するサイズが異なる。「じゃこ」には1cmから2.5cmと小さい稚魚のうちのもの、「にぼし」には7cmから10cm程度の大きいものを使用する。

- 詳しい解説 -

「じゃこ」とは、様々な種類の小魚のことをいい、小さい魚を表す‘雑魚(ざこ)’を拗音化(ようおんか)したものが語源である。特に、食塩を入れた水でゆで上げた後、天日干しなどで乾燥させた‘ちりめんじゃこ’のことを指し、原材料は、カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシの稚魚である。

「にぼし」とは、漢字で書くと「煮干し」で、専ら出汁に使用される加工食品である。熱を加えて煮ることによりたんぱく質を凝固させ、乾燥させて水分を18%以下に抑えたものと定義されており(日本農林規格)、大きなくくりとすると、マイワシやウルメイワシ、イカナゴ、アジ等の魚類が使用されることもある。

つまり、どちらも原材料は国内で最も漁獲量が多いカタクチイワシなどのイワシ類である点は同じであるが、「じゃこ」にするものは1cmから2.5cm程度、「にぼし」は7cmから10cm程度とサイズが異なる。