シラミとフケの違い・意味

シラミとフケの違いとは

シラミとフケの違い

- 概要 -

頭髪のトラブルで、一瞥するとどちらも白色の片であるが、「シラミ」は、毛に寄生して頭皮から吸血することでかゆみや発疹を起こすヒトに寄生する昆虫であるのに対し、「フケ」は、頭皮の皮脂のとりすぎや乾燥、皮脂量増加による菌の増殖などが原因の皮膚の病のひとつである点が異なる。また、「シラミ」はブラッシングやシャンプーでは取れず、よく見ると卵は透明がかった細長い形をしているのが特徴である。

- 詳しい解説 -

頭髪のトラブル、「シラミ」と「フケ」。どちらも白色で小さい片のような姿であることから一目ではわかりにくいが、「シラミ」は昆虫が寄生しているものであり、「フケ」は頭皮の荒れなどの原因によって頭皮が剥がれてしまう病気のことである。

「シラミ」のうち、ヒトに寄生する種類は、アタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミで、一般的に知られており、よく子どもたちの間で集団発生するのはアダマジラミである。髪の毛についたシラミの卵は、ブラシで髪をとかしても、洗髪してもペッタリとくっついていることから落ちず、一週間してシラミになり、頭皮から吸血することでかゆみや発疹を起こす。「フケ」に対し「シラミ」の卵は、よく見ると透明がかった白色の細長い形をしているのが特徴である。

「フケ」には、皮脂のとりすぎやアレルギー性などによる頭皮の荒れや乾燥が原因の‘乾性フケ’と皮脂量増加とそれに伴うマラセチア菌の増殖、自己免疫力低下が原因の‘脂性フケ’、病気によるものがある。