- 概要 -
食材に小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして油で揚げる、人気の揚げ物料理のひとつである「チキンカツ」と「ロースカツ」。その違いは、「チキンカツ」の原料は鶏肉であるのに対し、「ロースカツ」とは豚肉のロース部分を使用したものであることである。
- 詳しい解説 -
「チキンカツ」も「ロースカツ」も、日本で人気の揚げもの料理‘カツレツ’の一種であるが、原材料に「チキンカツ」には鶏肉を使用するのに対し、「ロースカツ」とは豚肉のロース部分を使用したものをいう。
‘カツレツ’とは、英語の肉の切り身を意味する‘cutlet’やフランス料理の‘cotelette’が語源であり、さらにはあばら肉という意味の古いフランス語‘coste’に由来するとされる。鶏肉を使用すれば「チキンカツ」であり、豚肉を使用すれば‘豚カツ（トンカツ）’。さらに、豚肉のロース部位であれば「ロースカツ」で、ヒレ部位であればヒレカツである。
なお、ロースカツは、脂身も多いことから揚げたときにジューシーでボリューム満点であり、反対にヒレカツはすっと柔らかく割けるようで、脂身も少ないことから、ロースカツよりさっぱりとしたままいただけるのが特徴である。