筋力とパワーの違い・意味

筋力とパワーの違いとは

筋力とパワーの違い

- 概要 -

「筋力」と「パワー」はどちらも筋肉が外部に向けて発揮する量のことであり、それを数値として表示したもののことを指す。「筋力」とは筋肉がもつ単純な力のことを指し、一方、「パワー」とは「筋力」に時間をかけ合わせることにより、瞬発的に発揮できる最大の力を指す。

- 詳しい解説 -

「筋力」とは筋肉の力のことである。どれだけ重いものを持ちあげることができるか、どれだけ強い力で引くことができるか、押すことができるかなど、運動を行うすべての原動力となるものである。体の中のある筋肉が、筋の長さを変えずに発揮する最大張力で表し、キログラム(kg)で表示される。

「パワー」とは、「筋力」に時間を加えたものをいう。一瞬に、または素早い動きをしたなかで、どれだけ大きな力をその筋肉が発揮できるかのことで、‘筋パワー’とも呼ばれる。例えば、柔道やプロレスなどで投げ飛ばす技をかける、陸上競技で走り幅跳びや高跳びをする、砲丸を投げる、ジャンプシュートをするなどがこれにあたる。一般的にワット(w)で表示される。

つまり、「筋力」と「パワー」の違いは、「筋力」は単純な力を表すのに対し、「パワー」とは「筋力」に時間を加えることにより、瞬発的に発揮できる最大の力を指す。