- 概要 -
一般的に情報技術（ＩＴ）用語として使用される「コピー（copy）」と「スキャン（scan）」。その違いは、「コピー」とは現物とまったく同じ形状・状態で複製することであるのに対し、「スキャン」とはコンピュータ内を必要なファイルやウイルスが存在しないかを検索したり、光学センサー用いた読み取り器機‘スキャナ’で紙面を画像として取り込むことである。
- 詳しい解説 -
「コピー」とは、文章や表、絵、情報技術（ＩＴ）用語としてはファイルやデータ自体などを他の場所にもうひとつ複製することをいう。写し取るや複写、模写という意味の英語‘copy’に由来する。また、対象物を紙面に複製して印刷する装置もある。
「スキャン」とは、つくづく見る、細部まで調べる、走り読みする、走査するという意味の英語‘scan’に由来する。情報技術（ＩＴ）用語としては、一般的に走査するという意味で、ファイルやプログラムといったコンピュータ内を検索して、探しているファイル等を見つけ出したり、セキュリティとしてはウイルスが存在しないかを探すこと等を指す。また、光学センサーを用いて対象物を読み取る‘スキャナ’と呼ばれる機器では、紙面を読み取り、コンピュータに画像として取り込むことが可能な装置もある。
「コピー」と「スキャン」の一般的な違いは、対象物を同じ状態・形態で複製できるかどうか、または紙面として複製して取り出すか、コンピュータ内に画像として複写するかである。